こんにちは。

インドといえば腹痛。腹痛といえばインド。

予め断っておきますが、普通に日本で暮らしていく上では１０００％必要ない情報です。そして可能な限り爽やかな読後感を提供できるよう試行錯誤を繰り返しましたが、文才の貧しさゆえか題材の壁なのか、多少なりとも心理衛生に悪影響を及ぼず内容になってしまいました。

それでも良いという方のみ、心してその惨状を覗いてみて欲しいと思います。

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とうとうこの日がやって来た。

インド滞在を開始して約三週間、例の「ヤツ」は影を潜め、「お、全然お腹痛くなんてならなじゃーん」なんて余裕の左団扇をかましていたところ、突如「ヤツ」は怒涛のごとく腹の奥から襲いかかってきた。

私も既に大学を卒業し、来年には社会人としてのキャリアを控えた身。何が悲しくて自らの醜態をネットに晒さなければならないのだろうか。しかし、はっきり言って好き好んでインドに行く時点で自ら被験体になったようなもの。自業自得以外の何物でもない。

プライドを捨て、症状が（薬で無理矢理）完治するまでの４日間で体に何が起こったのか紹介します。

※お食事中の方、並びにお食事がまだの方はご自身の判断で御覧ください。

■実はそんなにお腹は痛くない

これは少し不思議に思えるかもしれないが、過去同じような状況に陥った人なら理解してくれるかもしれない。これまで表現をオブラートに包むために「腹痛」と表現してきたが、はっきり言って症状は「下○」である。腹痛ではない。そこにあるのは痛みではなく、永遠に腹を下し続けるという現実である。目をそらすことは出来ない。逃げることも出来ない。日本へ帰り、平和に暮らすことを夢み、トイレに篭り続けるのだ。

■ゲ○プが止まらない

トピックが「下」の話ではないのはいささか不思議に思えるかもしれないが、現実というものは人の予想を越えていくものだ。本物の腹痛というものは単なる腸の不調にあらず。消化器系全体を巻き込んだ一大イベントなのだ。わっしょいわっしょい。

決して規模の大きくない小さなゲ○プは、自らの体が通常のそれではないことを真綿で首を絞めるように思い知らせ、徐々に人の心を蝕んでいく。

■夜中に何度も目が覚める

無論トイレにいくためである。他意はない。深夜に便意で目が覚めるという特異な状況を悲惨と呼ばずに何と呼ぶ。蛇足だがこの４日間でトイレットペーパーを２ロール消費した。

■尿が出ない

体が水分を全く吸収してくれない。入れるもの出るもので質量保存の法則がほぼ完璧に作用している。驚くべきことに４日間で便器の前に立ったのは一度だけだ。

こんなリアルな情報を書いて一体誰が得するというのか。ブログを書くことでありがちな、自己顕示欲を満たすことさえ出来ない。不毛そのものである。

一つだけ役に立つ情報を提供できるとすれば、「困ったら病院に行け」という世界共通の常識だけだ。病院は素晴らしい。なんたって病気が治るのだ。病気が治る場所、それすなわち病院である。

ちなみに、インドの病院は思ったより（失礼）きれいでサービスも行き届いていた。しかし異国の地（発展途上国）で注射針を刺される様を想像してみて欲しい。「この針清潔？」「場所間違ったりしない？」「死んじゃったりしない？」普段と異なる恐怖である。

実際、木製のヘラ（名前分からんがあーんってするやつ）で喉の奥を見てもらった後、医者はその使用済みのヘラを床に投げ捨てた。これがインドである。もう特に驚くこともなくなったのが少し悲しい。

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外の世界に飛び出した結果、トイレという内なる世界に閉じこもることになるとはなんたる皮肉であろうか。

世界は広い。感動するような光景も、経験したことのないような苦しみも、自ら求めれば世界は十分に応えてくれる。

ちょっとカッコいい文句が出来上がったところで、この全体的に薄汚い記事を終わろうと思う。

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